ヘッドライトの光が手前すぎると感じたら
近年の車に純正採用されているHID(キセノン)ヘッドライトには、オートレベライザー機構が備わっています。オートレベライザー機構とは、車の前後の傾きに応じて自動的に光軸を適正位置に調整してくれる便利な機能です。
しかしローダウンした場合、常にセンサーとアームの位置が動いてしまう為、オートレベライザーがリアが下がったと誤認して自動的に光軸を下げてしまいます。この状態がローダウンした際に起こる光軸変化の原因です。
オートレベライザー機構本来の可動領域を残す
光軸を調整するだけであれば、ヘッドライト側で調整する事が可能です。しかし、ヘッドライト側で調整してしまうと、光軸を直すことは出来ても、オートレベライザー機構は常に光軸を下げた状態と検知している為、オートレベライザーの自動調整機能で更に下げることができなくなってしまいます。
この状態では、折角のオートレベライザー機構が無駄になってしまいます。そこで、調整式オートレベライザーリンクに交換し、調整を行うことで、オートレベライザー機構本来の可動領域を残しつつ、光軸を調整することが可能となります。
■ノーマル状態
■ローダウン状態
リアが下がった状態と同じようにレベライザーが作動してしまう為、光軸が自動的に下向きへ調整されてしまう。
■ローダウン状態(調整式オートレベライザーリンク装着後)
オートレベライザーリンクの長さを調整し、光軸をもとに戻すことが可能。
車両により、短くして調整する場合と長くして調整する場合があります。純正レベライザーリンクの長さをご確認下さい。
本製品装着後はヘッドライトテスターによる光軸調整を行って下さい。