ラルグスがラインナップしている直巻スプリングは、車高調に標準で付属しているスプリングと、ハイエンドモデルのRSスプリング、SSスプリングの3種類。

本ページでは、ハイエンドモデルのスプリングがそれぞれどのような特性を持っているのか、違いを詳しく解説していきます。

レート特性の違い

RSスプリングとSSスプリングは、Made in Japanの高い品質で、ヘタリに強く、表記レートを安定して発生させることができる点は共通していますが、レート特性が大きく異なります。

RSスプリングは、表記レートまで素早く正確に立ち上がり、その後のレート変動を抑えることで、リニアなレート特性を実現しています。

対するSSスプリングは、表記レートまでの立ち上がり方が穏やかで、路面の追従性を重視したしなやかなレート特性になっています。

ドライビングプレジャーに与える影響

RSスプリングが持つリニアなレート特性は、スプリングがクセのない伸縮で衝撃を吸収することを意味し、ドライバーに対して路面の状態と荷重の移動を正確に伝えることで、操縦性を大幅に向上させることが可能です。

SSスプリングが持つしなやかなレート特性は、路面状況のめまぐるしい変化による不規則な入力に対し、強く反発して跳ねるような挙動をすることなく、安定して路面をキャッチし続けることができるため、トラクションの向上に寄与します。また、路面追従性の高さはサーキットにおけるスポーツ走行の質を上げるだけに留まらず、ストリートやワインディングでの安定性と乗り心地の良さに繋がります。