暴れがちな純正の足回りを扱いやすくスタイリッシュに

ベースモデルのチンクエチェント(FIAT 500)と、ハイスペックなABARTH500/595/695(COMPETIZIONE)。フィアット500はコンフォート寄りですが、リアの突き上げ感が強め。ロールが大きく、ワイディング等でのスポーツ走行時に物足りなさを感じることがあります。
対するアバルトの各モデルは足回りが締め上げられており、特にコンペティツィオーネは低扁平タイヤが装着されていることから、フラットな路面では軽快かつ快適ですが、ギャップで固さが目立ちます。
また、車体がコンパクトな車全般にいえることですが、ダウンサス等でローダウンを行うと、すぐにリアのストロークが不足してしまい、乗り心地の悪化のみでなく、走行性能が大幅にスポイルされてしまうこともしばしば。
特にアバルト595・695コンペティツィオーネのように、車体に対してハイパワーなターボエンジンが搭載されているような車両で走行性能の低下は致命的。ローダウンした車両でスポーツ走行した際、トラクションが抜けて怖い思いをした経験がある方も多いのではないでしょうか。
ラルグスでは、開発テストを重ねて日本の道路事情に合わせた最適なセッティングを導き出し、ローダウン時のウィークポイントになりがちなリアのストローク量をしっかり確保し、街乗りからスポーツ走行まで安心して対応できる懐の広さをもたせることに成功しました。